ネットの情報だけで再構築できないワケ
夫婦関係に悩みを抱え、それでも『再構築したい』と思われる方がたくさんいらっしゃると想像します。
ですがそこから実際に再構築に成功する人は決して多くはないと思うのです。それだけ二人でやり直す
ことへのハードルは高く、乗り越えられない方や途中で諦めてしまう方も多いのでしょう。
カウンセラーの立場としては『離婚』も『再構築』もどちらも間違いだと思いませんが、私は『再構築』を選択した身ですので、今回はなぜインターネットの情報だけでは再構築が難しいのかお話していこうと思います。
夫婦関係に悩んだら
『なぜか夫婦関係が悪くなった…』
そう感じたらみなさんはどんな行動を起こしますか?
👉友達に相談?
👉ネット検索?
👉本を読む?
👉再構築マニュアルを購入?
今回はこの中から【ネット検索】について取り上げていきます🙌
実際にネット検索で【夫婦関係修復】と調べてみるとどんな情報が出てくるでしょう?
結果はコチラです↓↓↓↓
❶相手を褒める
❷共通の趣味を持つ
❸感謝を積極的に伝える
❹1日の出来事を話す
❺旅行へいく
とても具体的で今日からすぐにでも実践できそうなものが多いですね。
しかし、実際に実践しているのに『全然変化が起きない』と悩まれる方はいらっしゃるでしょう。
その理由は…どれも『対処療法』的な行動変化だからです。目に見える表面上の行動変化だけでは
夫婦のすれ違いや偏った物事の捉え方の解決が難しく、一時的に夫婦関係が改善したと思っても
別の機会で再び問題を抱えるようになることがあります。それはきっとイヤですよね…?
ただし、夫婦の問題があまり深刻でない場合であれば上記の方法でも関係改善できるパターンもあるということはお伝えしておきます。
ここからは私の経験も交えたお話をさせていただきます。
私の体験談
私自身が悩んだ時も、ネット検索を利用して上記のような関係修復方法を知ることができました。
そしてすぐに取り組んでみたのですが、以下のような問題に直面したのです。
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❶相手を褒める→関わりがなさすぎて褒めポイントを見つけれない
❷共通趣味をもつ→夫の趣味であるバイクの免許を取得しツーリングに誘うも『もうバイク乗らない』と言われる
❸感謝を伝える→❶に同じ
❹1日の出来事を話す→話しかけても完全無視
❺旅行へいく→提案しても無言で睨まれる
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すべてうまくいきませんでした。
夫婦関係が深刻だと『やりたくてもできない』このような事態になってしまうのです。
うまくいかなかった理由
インターネットの情報を頼って取り組もうとしたことはことごとく失敗し、何に手を付けて良いのかわからなくなった時に私は【夫婦関係修復専門カウンセリング】を見つけ、そのおかげで自身の夫婦関係再構築に成功することができました。
もちろん、インターネットで見つけた関係修復方法をなんなく実践することもできています。
では、なぜ以前はうまくいかなかったのでしょうか…?
それはパートナーの【受け取る準備】ができていなかったからです!わかりやすい表現ですと【信頼関係】が何かしらの出来事により弱まってしまい、あなたの優しさや愛する気持ちを受け入れることが難しくなってしまっているのでしょうね。
なのでネットの情報は決して、間違ってはいないけれど…
夫婦関係の状況次第でうまくいく時とそうでない時があるというわけです。
時すでに遅し
夫婦関係の悪化にはザックリとした段階があります。皆さんはどこに該当しますか?
悪化レベル1:お互いに不満がありつつも会話は出来る。
悪化レベル2:日常会話が減る。文句が火種となり喧嘩が増える。パートナーの行動が変わった。
悪化レベル3:会話がなくなり無視される。問題行動が表面上に現れる。
悪化レベル1の段階であれば人によっては表面上の行動変化で関係修復に至る方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、関係悪化が進みレベル2や3程度になるとパートナーかたの【拒絶行動】が始まります。
【拒絶】とは、相手を受け入れ拒否することですから、ネットの5つの方法を実践してみても受け取ってもらえないのです。
みなさんだって距離を取りたい相手が無理やり近づいてきたらイヤだなぁと思ったりしませんか?
『無理に追われれば逃げたくなる』とも言いますしね。
再構築はできない?
悪化レベルが2や3ぐらいになってしまった場合、再構築はできないのでしょうか?
そんなことはありません。(私もできています)
ただ【簡単】に【短期間】でという望みはほとんど諦めた方が良いと思います。
それだけ夫婦関係のなかで絡まり合った糸を丁寧にほどいていくのは大変なことで
悪化した夫婦関係を修復するためにはまさに【再構築】(再び構築し直す)が重要なのです!
そのために以下のようなことを整理していかれると再構築のヒントになりますよ!
『パートナーの行動の何が嫌なのか』
『なぜ嫌だと感じるのか』
『どんな行動がパートナーを不快にさせたのか』
『自分にはどんな心の癖があるのか』
『健康的な関係ってどんなもので、どう築くのか』
でも実際、自分で自分を客観視するのって難しいんです…。
さいごに
『最近ちょっと夫婦関係が気になる』
この段階であればまずはネットの修復方法を実践してみても良いかもしれません。
しかし、会話の減少が顕著であったり、パートナーの行動に明らかな変化があった場合は
修復の難易度が上がっていると気づき別の手段を検討する必要があります。
段階を踏んでいけばきっとパートナーがあなたの優しさや愛する気持ちを受け取ってくれるようになるはずですよ。